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2018年1月15日

たんたんで働く vol.6【綾部】|「どこで暮らすかよりも、まずは自分がやりたいことができる環境を選びました。」-日東精工株式会社・大塚康平さん

時には失敗もありますが、様々な経験を通して少しずつ「仕事」を学んでいます。

nittoseiko otsukasan

-本日はよろしくお願いいたします。まずはじめに、大塚さんの職場の雰囲気についてお聞かせください。

大塚さん(以下、大塚):職場はいい雰囲気ですよ。先輩方は、わたしの質問に対して何でも気さくに答えてくださいますし、ミスがあった時はフォローしてくださいます。

一度、納品直前に不具合が発覚したことがあったのですが、先輩方に修正すべき点の優先順位についてアドバイスをもらい、現場で加工をされている先輩に追加工を依頼しました。設計の先輩も加工現場の先輩も、困っているわたしの様子を見て優先的にサポートしてくださったのを覚えています。

-働かれて4年目、お仕事についてはいかがでしょうか?

大塚:入社1,2年目は “とにかく仕事をこなす” という感覚でしたね。組立や設計内部のことを学びつつ、次から次へとやってくる業務にひたむきに取り組んでいました。

3年目からは少しずつ「設計」の分野に携わりはじめました。わたしが担当している製品は、基本的な設計図があるので、それを元にお客様のニーズに合わせて修正をしています。ずっとやってみたかった仕事ではあるのですが、4年目に入り、自分自身が今の仕事を通して “どのようにステップアップしていくか” を考える時期にさしかかっています。

-なるほど。

大塚:これはおそらく、どこの会社であっても、誰であったとしても向き合う「壁」みたいなものだと思います。

わたし自身も今は、将来へ向けての基礎となる「知識」や「技術」を習得している最中です。設計件数はこなしているので、経験値がだんだん上がってきていることを感じますし、資格も取得しながら着実に、定量的にスキルアップを図っています。

同時に、少しずつではありますが、お客様からの問い合わせ内容に対して 自分の言葉で答えられるようになってきました。

-自分自身でも「変化」を感じられる瞬間なのではないでしょうか。

大塚:そうですね。自社以外にも、どんな企業がどんな製品をつくっているのかについて詳しくなりました。この仕事をしていると、お客様から問い合わせがあるため、担当しているねじ締め機以外の製品や技術、それをつくる企業など、業界について幅広く知る必要があります。例えば、車関係のお客様がつくっているモーターの種類や製品の仕組みを調べることもあるんですよ。

時には、お客様がねじを締めたい製品の素材、材料まで調べないと、自分の設計した製品が不具合を起こすこともあります。製品がどんな「ものづくり」に活かされているかをイメージし、様々な調査をした上で最適な設計をする。それが、良い製品を提供することに繋がっています。

また、職場には設計の際に使う 分厚い部品カタログを常に見ている “カタログマニア” の先輩がいて、彼がめちゃめちゃ詳しいんですよね(笑)。そういった先輩方の背中を見て、自分の興味の外枠にも興味関心をもちつつ、日々勉強をしています。

-もし大塚さんが「就職前の自分」にアドバイスをするとしたら、どんなことを伝えられますか?

大塚:「資格」についてですかね。働き始めると、専門的な事柄や1つの分野について深く学ぶ機会が多くなります。幅広い知識や教養を学ぶ学生時代に資格取得へ向けて取り組めば、その知識は将来にも活きてくると思います。

-確かに、「資格」について触れられる方は多い気がします。大塚さんが現在、働く上で心がけておられることはありますか?

大塚:気になったらすぐに周りの人に聞くようにしています。「どこがわからないのか」がそもそもわからない、ということもありますし。はじめは質問することに少なからず “恥ずかしさ” や “抵抗” があったんですけど・・それを超えないと理解も深まらないので。

現在、綾部工業研修所(※2)主催する研修で、京都工芸繊維大学の先生から より専門的な技術者向けの知識を学んでいます。わたしは上級者コースに取り組んでいるのですが、初めて学ぶような内容もあります。

学生時代から質問するのはあまり得意な方ではなかったのですが、まずは何でもいいので質問をしてみると 少しずつ理解できていくんですよね。理解できると、頭の中で点と点の状態だった物事が結びつき、仕事に関するいろんな事象もわかるようになっていくのでおもしろいです。

(※2)綾部工業研修所・・1965年に日東精工が立ち上げ、綾部商工会議所が事務局を務める一般社団法人。

nittoseiko

-それでは最後に、大塚さんの今後の目標についてお聞かせください!

大塚:ねじ締め機の設計を、ゼロからやってみたいと思っています。自分で考えたアイデアをかたちにしていきたいですね! 少なくともこの3年間、それなりに数はこなしてきているので、いざという時の引き出しは増えていると感じています。

思い描く “これから” へ向けて、今は目に見えるところから取り組んでいこうと思います。現在は、お客様から返ってくる声に耳を傾けながら、組立担当のメンバーと改善班をつくって、少しずつ製品の改善などにも取り組んでいます。まずはそこからですね!

-大事なのはやはり 日々の積み重ねですよね。大塚さん、本日はありがとうございました!

 

「ロボットの設計がしたい!」と高校生の時に描いた夢を実現された大塚さん。仕事を通して生まれた次なる目標へ向けて、日々ひたむきにお仕事をされている様子が印象的でした。やりたい仕事に関われるのなら、とはじめて訪れた綾部市。たびたび、綾部ならではのイントネーションでお話される大塚さんに、「住めば都」ということばを思い出しました。

何事においても、まずは基礎を身につけることで、次に技術や知識を応用して活用できるようになります。日々の積み重ねの大切さを改めて考えるインタビューとなりました。

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