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2020年2月24日

たんたんで働く vol.14【福知山】|「高校を卒業したら、すぐ働きたかった」株式会社橋電・伊藤 望さん

高校生、大学生のみなさん。あなたは、「働く」ことにどのようなイメージを持っていますか?
実際にお話を聞いてみると、「早く働きたい!」という声や「考えただけで憂鬱」という声、「地元で働きたい」などなど、様々な声を耳にします。

家族や友人、学校、そしてインターネットを通じてたくさんの情報が入ってくる今、「何を選択することが一番自分にとっていいのかわからない」と思っている人もいるかもしれません。

情報の渦に巻き込まれそうな時代だからこそ、まずは足下に目を向けて、地域にどんな仕事や企業があるのか?また社会人の先輩方はどのような学生時代を送って今の職業に就いたのか?を知ってみませんか。

「わかもん」では「たんたんで働く」特集(※1)を通して、地域で働き・暮らす先輩の声をお届けしていきます。

(※1)たんたん・・・かつて丹波国と丹後国の一部であった福知山市、舞鶴市、綾部市のこと。

第14回は、株式会社橋電で働く伊藤 望(いとうのぞみ)さんにお話をお伺いしました。

   

Profile

伊藤 望
1990年生まれ、福知山市出身。工業高校にて通信分野を学んだ後、2009年株式会社橋電に入社。

ものづくりのまち・京都を支える縁の下の力持ち

株式会社橋電は、創業1991年。基板や機器の組み立て、検査、梱包までの一貫生産を強みに、事業を拡大してきました。京都府内には、世界でその名を知られるゲーム会社や電子機器メーカーが数多くあります。それらの製品を陰で支えるのが、橋電の仕事です。

−−今日はよろしくお願いします!伊藤さんは、福知山で生まれ育ち、そのまま地元で就職されたとお聞きしました。

そうですね。ずっと福知山です。なんとなくなのですが、中学生の頃から早く働きたいと思っていて。働くなら、専門知識が身に付く工業高校やなと思い、進学しました。専攻は電子系で、通信のことを学んだり、実習でアンプを作ったりしました。実習は楽しかったですが、座学は難しくて……わからないこともたくさんありました(笑)

−−橋電のことは、どのように知ったのでしょうか?

高校の求人情報で知りました。地元の企業なので「橋電」の名前は聞いたことがあって。名前を知っていた安心感から、採用試験を受けました。

−−そうなんですね。専門知識があったということですが、入社後の仕事はスムーズに進んだのでしょうか?

いや(笑)
入社するまでは、高校で学んだハンダゴテや部品の知識をいかせるかなと思ったのですが、深くは勉強していないので、わからないことも多かったです。入社してから1年は組み立てられた基板をチェックする検査担当で、今は事務の仕事をしています。

−−事務といっても幅広いと思うのですが、どのような仕事ですか?

主に製品組立に必要な部品を発注する仕事です。依頼のあった製品は、数々の部品を組み立てて作ります。それに使う部品や資材を各商社に注文し、計画通り生産が進むようにサポートしています。部品は、品名が一文字違うだけでも、全く異なるものになります。ミスのないように、何度も確認して発注しています。部品が一種類でも足りないと、生産できなくなってしまうので……。

−−部品について多くの知識が必要そうですね。

そうなんです。ただ、私が取り扱っている部品だけでも、8000種以上あるので10年経ってもわからないことはたくさんあります。

−−8000種ですか……!!

基板の電子部品から、納品する際の段ボール箱まで発注しているので。扱うものが幅広い分、専門用語がわからないこともありますが、いろいろな会社の商品や仕事の進め方を知れるので、おもしろいなって思います。

−−計画通り生産が進むことの他に、仕事のやりがいを感じることはありますか?

橋電の基板が使われた製品を見つけた時、人の役に立っているところを見るとやりがいを感じますね。まちで見かける防犯センサには、橋電が組み立てた基板が使われています。それが設置されているところを、日常生活の中で見つけると、「ここで使われているんだな」「こういうシーンで使われるんだ」と嬉しくなります。

身近な人がいる安心感が地元にはある

−−生まれてからずっと福知山で暮らしていますが、外に出てみようと思ったことはなかったのでしょうか?

えっと……あります(笑)

高校生の頃は、外に出てみたいとは思わなかったんですが、今はあの時、外に出ても良かったのかなとも思います。私は新卒で橋電に入社しましたが、「もし一度外で働いてから地元に戻ってきたら、もっといろいろな考えを知っていたかな」と想像することもあります。

でも、それは仕事でいろいろな人と出会う中で気づいたこと。夫も福知山の会社で働いているので、福知山を離れることは考えていません。

−−伊藤さんにとって、地元で働き、暮らす魅力ってなんでしょうか?

身近な人が近くにいることですかね。高校を卒業してそのまま地元で就職した友達が近くに住んでいますし、家族もいるので安心感があります。仕事は土日休みなので、友達とご飯を食べに行ったり、ドライブに行ったりして過ごしています。

−−仕事とプライベートどちらも大切にできていそうですね。

そうですね。有給休暇がとりやすいように配慮してくれるので、プライベートの時間も大切にできます。だからなのか、職種に関わらず子育て中の女性もたくさん働いています。私も、子どもができても、橋電で働き続けたいなと思っています。

−−みなさん、わきあいあいとした雰囲気が印象的でした。

そうですね。ほかの職種については詳しくないですが、事務職は年齢関係なく、わきあいあいと楽しく働いています。わからないことも聞きやすいですし、優しく教えてもらえます。

会社では、日帰り旅行と一泊の旅行が年1回ずつあります。滋賀、岐阜、広島などいろんなところに行けるのも楽しいですね。そうした行事もあって、わきあいあいとした雰囲気なのかもしれません。

−−最後に、これからの目標を教えてください。

もっと部品の理解を深めていきたいです。上司なら、部品の名前を見ただけで抵抗値や大きさなどの特徴を答えられる。調べなくても、部品の情報がわかって、よりスムーズな生産を実現できるようサポートしていきたいです。

会社を見学させてもらった時、女性がたくさん働いているのが印象的でした。話を聞いてみると、従業員の6割が女性で、幅広い年代の方々が働いているんだとか。地元に根ざして長く働きたいと願う人が集まっているそうです。細かい作業が得意とか、じっくり一つのことに取り組みたいとか、そういう人に向いていそうです。

結婚、出産、子育てなどさまざまなライフステージにおいても働ける場所があることは、大きな安心感につながるはず。仕事を切り口にするだけではなく、生活全体をイメージすると、自分が生きたい場所、暮らしたい場所が見つかりやすいかもしれません。

 

株式会社橋電
http://www.hashiden.co.jp/

writing by Yui Kitagawa

 

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